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その他 : 市民ファンド推進連絡会が設立
投稿日時: 2011-7-6 18:00:00 (3260 ヒット)

 6月30日、せんだい・みやぎNPOセンターや市民社会創造ファンド、京都地域創造基金など全国で活動する市民ファンド10団体らが中心となり、市民ファンド推進連絡会が設立された。同日、設立記念フォーラム「市民ファンドの設立の方法と課題」を開催。約40名が参加。各地の市民ファンド事例が報告されるなど活発な意見交換があった。

 市民ファンドとは、「『民』が『民』を支援する資金循環の仕組みとして、市民からの志のあるお金を集め、市民社会づくりを目指して公益的な活動をおこなっているNPOなどへ助成する」仕組み(設立趣意書)。全国各地で、10年以上前から、徐々に増えてきている。

設立記念フォーラムでは、まず法政大学現代福祉学部教授で、認定NPO法人日本NPOセンター代表理事の山岡義典氏が「市民ファンドが目指すもの―推進連絡会の設立趣旨とこれからの活動」と題して、基調講演を行った。

山岡氏は、推進連絡会での議論を経た市民ファンドの定義を「新しい価値の創造や社会的課題の解決のため、市民からの寄附を中心に、市民の活動を助成する、市民が主体的に設置・運営する、民間の仕組み」と紹介した。

市民ファンドは、多くの市民・企業と、多くの市民団体をつなぐ存在。市民の共感によるファンドレイジングを行い、市民活動促進のグラントメイキング(助成)するプログラム開発が必要と指摘した。

NPOの財源としては、市民ファンドは「支援性」と「外発性」を有すると説明。市民ファンドが特に期待されるには、時代に応じて常に新しく生み出されていく「制度化されていない社会サービス」、中でも例えばフリースクールなど制度化された社会サービスに対する形で広がっていく活動を育てる役割だと強調した。

推進連絡会の設立背景については、全国的な広がってきた市民ファンドの今後の発展のため、先行する市民ファンドの経験や知恵を共有する必要性に言及。今後の活動としては、市民ファンドに関する情報共有や情報発信、調査研究、政策提言を挙げた。


(6/30 設立記念フォーラムの様子)

続いて、事例を通じて学ぶ市民ファンド基礎講座が開催された。

第1セッションは「市民ファンドとは何か―その意味と役割と設立方法」(コーディネーター:市民活動センター神戸事務局長 実吉威氏)。

現存する市民ファンドで最古と言われているNPOまちぽっと事務局の奥田裕之氏が「ぐらん から SJFへ−市民ファンドの社会的な意味と役割」と題して、講演。1993年に設立された寄付者参加型の市民ファンド「草の根市民基金ぐらん」の歴史や実績を紹介。新たに設立した「ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)」の仕組みや狙いも説明した。

高木仁三郎市民科学基金事務局の菅波完氏が「高木仁三郎市民科学基金10年の歩み」と題して、福島原発の事故を受けて一段と注目を集める市民科学者を応援する市民ファンドの取り組みを紹介した。質疑ではSJFの政治性や市民科学基金の遺贈について質問があった。


第2セッションは「ファンドレイジング(資金調達)の方法と課題」(コーディネーター:茨城NPOセンター・コモンズ事務局長 横田能洋氏)。

日本初のテーマ型地域ファンドで、子どもをテーマにした市民ファンドの神奈川子ども未来ファンド事務局長の米田佐知子氏が「子どもの育ちを社会で支える仕組み 神奈川子ども未来ファンドについて」と題して、講演。「神奈川×子ども」という専門性や若者・親が参加する当事者性、子育て支援を広げる運動性など特徴を持ったファンドを紹介した。

ちば市民活動・市民事業サポートクラブ事務局長の鍋嶋洋子氏は「〜一歩くん基金から財団法人設立へ NPO、市民、企業で地域の新しい価値を創り出す〜」と題して、市民活動支援の市民ファンド「一歩くん基金」の取り組みや、資金・物品など「地域資源循環システムちばのWA!」の財団法人化、新しい公共支援事業の活用などを紹介した。


第3セッションは「グラントメイキング(助成)の方法と課題」(コーディネーター:大阪ボランティア協会事務局長 水谷綾氏)。

しみん基金・KOBE事務局長の江口聰氏が「市民ファンドの設立の方法と課題」と題して、講演。1999年に日本で初めてNPOによる基金として設立されたしみん基金・KOBEの多様なファンドレイジング事例や地域に根差した助成事業を紹介した。

せんだい・みやぎNPOセンター
地域貢献サポートファンドみんみん(みんみんファンド)やサポート資源提供システム、それを支えるNPO情報ライブラリーなど震災前の活動を紹介した後で、東日本大震災を受けての「はばたけ!みやぎNPO復興活動応援基金(はばたけファンド)」

質疑では、助成事業の方法として「公募」のあり方などについて、議論があった。

今後の展開に注目したい。

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【市民ファンド推進連絡会 世話団体】
せんだい・みやぎNPOセンター
茨城NPOセンター・コモンズ
まちぽっと
高木仁三郎市民科学基金
市民社会創造ファンド
神奈川子ども未来ファンド
京都地域創造基金
大阪ボランティア協会
市民活動センター神戸
しみん基金・KOBE

【市民ファンド推進連絡会 事務局】
市民社会創造ファンド(連絡責任者:事務局長 坂本憲治氏)
神奈川子ども未来ファンド
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