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　世田谷区市民活動推進課は、家賃の安い事務所探しをしているＮＰＯと、空きスペースをＮＰＯに貸したい家主を結びつける新しい事業をスタートする。手始めに、８月１５日の世田谷区報に、NPOに部屋を貸したい「大家さん募集」のお知らせを掲載し、物件情報を収集することにしている。

　家賃が高くて事務所をなかなか借りられない都市部のＮＰＯを支援するため、世田谷区市民活動推進課では、同区内の空き物件情報を集め、部屋を探しているＮＰＯへと橋渡しをする事業を開始する。

　同課によると、世田谷区内にはＮＰＯにスペースを貸したいと申し出る家主がいる一方で、使ってきた事務所が取り壊しになるために退去せざるをえなかったり、家賃が高くてスペースが持てないＮＰＯがあるという。

　このため同課では、ＮＰＯ支援策の一環として、ＮＰＯに部屋やスペースを貸したい人と、事務所などを探しているＮＰＯを結びつけることを企画した。

　手始めに、８月１５日発行の区報で、ＮＰＯにスペースを貸したい世田谷区内の「大家さん募集」のお知らせを掲載する。情報が集まったところで、世田谷区内に限らず広くＮＰＯに紹介し、希望をするＮＰＯと家主の事情を聞いた上で、お見合いをしてもらい、その後の交渉は直接ＮＰＯと家主の双方が行うシステム。

　同課では、このＮＰＯと家主の橋渡し事業によって、地元でのＮＰＯ活動への理解を深めるとともに、同区内でのＮＰＯ活動を活発化させていきたいとしている。