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2003年07月25日 10:00

行政 : 那覇市、電話で独居高齢者ケア

 7月4日、那覇市(翁長雄志市長)は、独り暮らしの高齢者に定期的に電話をかけて安否確認を行う「那覇市ふれあいコール事業」を開始した。この事業の実施にあたるのはNPO法人「ゆんたの会」。緊急の場合などにはタクシーを派遣して安否を確認する。

 

 那覇市内には約9000人の独居高齢者がいる。そのうち慢性疾患などで常に注意を要する人たちに対しては、急な発作や事故など、とっさの時に電話機(緊急通報システム機器)を使って通報センターに連絡できる「緊急通報システム事業」をおこなってきた。

 しかし、健康であっても不安を感じている独居高齢者が多いことから、その不安の解消を目的として、独居高齢者に定期的に電話をかけて安否確認を行う「那覇市ふれあいコール事業」を開始した。

 同事業の対象は、市内に住む電話対応が可能な独居高齢者のうち、65歳以上75歳未満で虚弱かつ閉じこもりがちな人と、75歳以上の虚弱または閉じこもりがちな人。対象の高齢者に、原則週3回、安否確認の電話を行う。また月曜日から土曜日(午前9時から午後9時)までの高齢者からの緊急の電話を受け付ける。

 高齢者が電話に出ない時は、緊急連絡員・家族に連絡して様子を見てもらうが、緊急連絡員がいないなどの場合は、契約するタクシーを派遣する。

 那覇市は、同事業の実施にあたる委託業者として、「ゆんたの会」を提案方式によって選定した。「ゆんたの会」は昨年4月に設立、これまでに石川市や国頭村、城辺町、東村などでふれあいコール事業を実施している。

 この事業を利用するにためには申し込みが必要。先着190人を対象とする。事業費は780万円。利用者の負担は原則、無料。

 那覇市ちゃーがんじゅう課によれば、今年度は先着順で190人を対象とするが、来年度からは対象者数を拡大して、一人暮らしのお年寄りの不安の解消をしていきたいとのこと。

 問合せ先は、那覇市ちゃーがんじゅう課まで。電話番号:098(862)9010。

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