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2004年05月23日 10:00

行政 : コンゴ難民の子たちに靴寄贈

 月星化成株式会社(田中久義代表取締役社長)は、NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(峯野龍弘理事長)を通じて、タンザニアの難民キャンプで避難生活を送るコンゴ難民に、靴約2万6000足を寄贈する。5月19日には横浜市の本牧埠頭に届けられ、今月下旬にはタンザニアに向けて船便で発送される。

 

 アフリカ中部のコンゴは、1994年から続く内戦によって、多数の難民が、東隣のタンザニアに流入している。

 国境に近いタンザニアの都市キゴマの北部にあるニャルグス難民キャンプは1996年にでき、コンゴ難民約5万8000人が避難生活を続けている。そのうちの半数は17歳以下の子どもである。

 NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、世界80カ国以上のパートナーシップ事務所とともに、開発途上国、紛争地域などにおいて子どもたちを中心に据えた地域開発や緊急援助を行っているNGO。

 コンゴ難民の支援活動のなかで、靴がないために足を痛める子どもたちが多いことを知り、昨年、靴の寄贈を呼びかけた。

 この呼びかけに応えたのが、靴の製造販売をおこなっている月星化成株式会社。同社は昨年、創業130周年目を迎えたことから、社会貢献活動の一環として、ワールド・ビジョン・ジャパンを通じて、1万足の靴をタンザニアのニャルグス難民キャンプに贈った。この靴が現地で喜ばれたことから、今年も継続して寄贈することを決定。今年は子ども用の運動靴を中心に約2万6千足が、5月19日に神奈川県横浜市の本牧埠頭へ搬送された。

 これらの靴はワールド・ビジョン・ジャパンが行う難民への衣料支援キャンペーン「ファミン2004」で一般から集まった古着と併せて、5月下旬にタンザニアのダルエスサラームまで海上輸送される。その後は陸送されて、8月にはニャルグス難民キャンプの子どもたちのもとに届けられる予定。

 ワールド・ビジョン・ジャパンの担当者は、「難民キャンプでは、食糧以外の物資支援までは、なかなか手が届かないのが実情。靴が無く裸足で歩くことで、爪から寄生虫が入り込んだり、怪我をして化膿してしまうことが絶えない。昨年、月星化成から靴が寄贈され、現地で大変喜ばれた。今年、さらに多くの靴が贈られ、より多くの子どもたちに靴が届けられることを嬉しく思う。」と語っている。

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