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2006年01月11日 10:00

行政 : シニア調査、社会参加は「生きがい」

 「高齢社会NGO連携協議会」(高連協)が実施した、2005年「シニアの社会参加活動の現況と意識」の調査結果が12月にホームページに公表された。これによれば、社会参加活動の目的が「生きがいのため」という回答が6割近くでもっとも多く、活動による報酬は不要(交通費等実費等を除く)という人も4割強であることがわかった。

 

 高齢社会NGO連携協議会(高連協)は、少子高齢社会対策の推進に関わる55団体の連合体組織。2002年より毎年、参加団体の会員を対象にした調査「社会的活動に関わる中高年の調査」を実施してきたが、2005年は、調査対象者をこれまでの60歳以上から団塊世代を含む50歳以上と変更。対象者数も約300名増やして1800名強とした。

 公表された2005年調査によれば、定年後の生活については、「自由な生活行動ができると楽しみにしていた(いる)」(51.6%)が過半数で最も多く、次いで「新しい事をしようと考えていた(いる)」(22.5%)、「老後生活を考えると不安だった(である)」(13.9%)となっている。

 主な収入源は、「年金(恩給も含む)」(76.8%)が最も多く、以下、大きく離れて、「企業、団体等からの給与・手当て」(24.5%)、「貯蓄のとりくずし」(15.7%)、「資産収入(不動産、証券の運用など)」(13.5%)、「自営業の収入」(7.0%)などとなっている。(複数回答)

 関わっている社会参加活動分野では、「高齢者の社会活動支援」(47.1%)が最も多く、次いで「地域社会づくり」(42.4%)、「高齢者福祉サービス」(29.8%)、「学習・社会教育関係」」(23.8%)などとなっている。(複数回答)

 社会参加活動の目的は、「生きがいのため」(60.7%)が最も多く、次いで、「色々な人との交流」(51.2%)、「心身の健康のため」(47.1%)、「社会貢献として」(41.5%)、「喜んでくれる人がいる」(25.9%)、「自分自身の存在感のため」(19.4%)などとなっている。一方で、「経済的理由」は1割未満の7.1%である。(複数回答)

 社会参加活動の情報入手方法としては、「市町村広報」(42.1%)、「友人知人の紹介」(40.5%)をあげる人が多く、次いで、「新聞・テレビ・雑誌」(33.8%)、「社会福祉協議会・ボランティアセンター」(28.3%)、「役所の市民活動支援窓口」(22.8%)、「インターネット」(15.6%)などとなっている。(複数回答)

 社会参加活動で月々どれくらいの収入を望むかについては、「5~10万円未満」(26.9%)が最も多く、「5万円未満」(17.1%)と合わせると「10万円未満」が4割強を占める。また、「交通費等実費」(22.9%)と「無報酬でよい」(12.6%)を合わせて、活動の対価を求めない人は35.5%(3分の1強)となっている。

 社会参加活動で実際に得る月収については、「無報酬」(37.5%)が最も多く、次いで「5万円未満」(15.6%)、「交通費等実費」(11.8%)、「5~10万円未満」(9.8%)などとなっている。「5万円未満」から「20万円以上」まで、何がしかの報酬を受けている人は35.2%である一方で、「無報酬」と「交通費等実費」と回答した人を合わせると、49.3%となっている。

 同調査については、以下の高連協のホームページで報告書の全文を読むことができる。

 http://www.janca.gr.jp/

 http://www.janca.gr.jp/topics/051201.html

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