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2006年03月03日 10:00

行政 : 認定NPO法人、40に

 NPO法人「幼い難民を考える会」(東京都港区)が、国税庁長官の「認定」を受け、2006年2月27日に官報に公示された。これで、認定NPO法人の数は40法人となった。同時に、すでに認定を受けていた「患者の権利オンブズマン」(福岡市)も再認定を受け公示された。

 

 「認定NPO法人」とは、NPO法人のうち一定の要件を備えて国税庁長官の「認定」を受けた法人。認定を受ければ、当該法人へ寄附をした個人や、企業などの団体が納める税金が軽減される仕組みで、いわば寄附を促進する税制。加えて、認定NPO法人の行う収益事業への法人税も軽減される。

 今回新たに認定を受けた「幼い難民を考える会」(深水正勝代表)は、1980年に設立されたNGOで、日本の民間国際協力の草分け的存在のひとつ。

 設立当初は、内戦により難民となったカンボジアの子どもたちを、タイ国境の難民キャンプで、少しでも人間らしい環境と必要な配慮のもとで暮らせるようなプロジェクトを行ってきたが、難民キャンプ閉鎖後は、復興をめざすカンボジアの農村で子どもたちが安心して暮らせる環境づくりと女性の自立を支援する活動に取り組んでいる。外務大臣賞(1988)、毎日新聞国際交流賞(1990)、内閣総理大臣賞(1995)など、数々の受賞暦も持つ。2001年にNPO法人としての法人格を取得している。

 「幼い難民を考える会」の峯村里香事務局長は、「本会は、NPO法人の認証を受けてから4年を経て、この度『認定NPO法人』となった。これからも組織としての多くの課題を解決しながら、今回の認定をきっかけに、大きな前進を果たしたい。」と、今後の抱負を語っている。

 「幼い難民を考える会」の認定有効期間は、2006年3月1日から2008年2月29日まで。この期間内に、同法人に対して寄附をした個人や団体は、所得から寄附金額の一定部分を控除できる。

 また、すでに認定を受けていたNPO法人「患者の権利オンブズマン」(福岡市、池永滿代表)も、2月27日、2度目の認定の公示を受けた。これにより、同法人の認定は2008年2月29日までとなった。

 今回公示を受けた法人のそれぞれのホームページアドレスは次のとおり。

  • 幼い難民を考える会

    http://www5a.biglobe.ne.jp/~CYR/

  • 患者の権利オンブズマン

    http://www.patient-rights.or.jp/

 認定NPO法人の一覧は、次の国税庁ホームページから見ることができる。

 http://www.nta.go.jp/category/npo/04/01.htm

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