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2006年08月08日 10:00

行政 : 政府とNPO、余剰生乳でウズベキスタン支援

 7月27日、農林水産省と外務省は、ウズベキスタン共和国に対して、国内の余剰生乳で加工した脱脂粉乳を支援物資として送ると発表。脱脂粉乳は、現地の障害児施設において、NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパンとワールド・ビジョン・インターナショナル・ウズベキスタンが行う栄養改善事業で活用される。

 

 今年3月、北海道では、牛の生乳約900トンが生産過剰で廃棄された。

 この事態を受けて、中川昭一農林水産大臣は、余剰生乳を加工した脱脂粉乳による海外支援を提案。支援先、支援方法などが検討されてきた。

 7月27日、農林水産省と外務省は、余剰生乳を加工した脱脂粉乳100トンをウズベキスタンへ支援物資として送ることを決定し、その詳細を発表した。

 援助物資となる脱脂粉乳の原料については、北海道内の生乳生産者団体が1000トンの生乳を無償で提供。脱脂粉乳の製造に要する経費と、工場から積み出し港までの脱脂粉乳の輸送費等の2100万円については、独立行政法人農畜産業振興機構が助成する。

 この脱脂粉乳をウズベキスタンで活用する事業については、外務省から約3750万円が供与されて、NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパンとワールド・ビジョン・インターナショナル・ウズベキスタンが実施する。

 ウズベキスタンでは、障害をもつ子ども達のうち3万人以上が公立の養護施設で生活しているが、慢性的な栄養不足に陥っているとされている。脱脂粉乳は、ウズベキスタン首都タシケント近郊にある7つの障害児施設の乳幼児及び青少年約2000名に対して、小麦、砂糖、植物油等と混合・調理した上で提供される。

 また、現地では、脱脂粉乳を溶かすための安全な水を確保するために簡易浄水器も購入し、ワールド・ビジョン職員により、施設の職員に対して栄養改善に関する講習も行われる予定。

 このウズベスク支援事業については、農林水産省および外務省のサイト内、下記を参照。

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