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ファンドレイザー奮闘記-2-

2010年03月26日 18:19

NPO法人チャリティ・プラットフォーム 広報さん

ファンドレイザー奮闘記-2-

NPO法人チャリティ・プラットフォーム 広報さん

チャリティ・プラットフォームは2007年設立の「NPOを支援するNPO」です。寄付先として信頼できるNPOを厳選し紹介するNPOのデータベース 「“CHARITY NAVI”(チャリナビ)」の運営し、Web上で公開しています。既存NPOに対する助成や経営支援のほか、NPO創業を希望する個人を支援する「インキュベーション・プログラム」などを実施。チャリティ・キャンペーン「SayLOVE」では、NPO団体の認知を目指し、企業と共にキャンペーンを展開。2009年度は41社の企業が参加・協力。

チャリティ・プラットフォームは、「NPO」と社会貢献の気持ちを持つ「支援者」の間に立ち、人々にとって社会貢献の機会を身近なものとすることで、寄付の文化を創造していくことを目指しています。

団体のホームページはこちら
http://www.charity-platform.com/

●1.キャンペーンでNPOのファンドレイジングを応援
社会貢献をしたいがどこに寄付をしていいかわからない、チャリティ商品を販売したいなど、企業の社会貢献ニーズに対してコンサルティングを行い、チャリナビに掲載されているNPO団体を紹介していくことで、NPO団体のファンドレイジングを応援しています。

代表的な例としては、「SayLOVE」や定額給付金基金の設立など、社会のニーズを反映したテーマを積極的に取り上げ、インターネットや店頭募金、寄付つき商品の販売などでキャンペーンを行っていくキャンペーンが挙げられる。

また、2010年3月より、チャリティ・プラットフォームのプロジェクトとして、世界最大の寄付サイトである英国JustGivingの日本版をローンチ。このサイトでは、「個人」が「支援している団体」のファンドレイザーとなり、知人や友人、同僚などに寄付を呼びかけることのできる仕組みを提供している。

●2.組織で役割分担
企業担当やNPO担当などそれぞれに専任の職員を置くことで、双方のニーズをしっかりと把握したバランスがとれた仕事ができること。週に1度は全体会議を行い、それぞれが抱えている案件について協議をし、作業の分担や進捗状況の確認を行い、全員が全体の動きを把握できるようにしている。

またチャリティ・キャンペーン「SayLOVE」などでは、数多くの企業の参加を募り、大きな動きとすることで、キャンペーンに話題性を持たせたり、マスコミに取り上げられて認知が高まるような取り組みを行っている。

インターネットでは、ホームページやブログだけでなく、ツイッターを利用するなど、チャリティに興味のある人以外に対しても広く呼びかけを行っていることが、キャンペーンの認知度に貢献している。JustGivingにおいても、家族・同僚・知人・友人というつながりをベースに広まる仕組みになっているので、いままで接点がなかった人たちに対しても、NPOの活動が認知されていくきっかけを作り出していくこととなる。

●3.課題と展望
どうやったら一人でも多くの人に、社会問題とその解決に向けて活動をしているNPO団体を知ってもらうことができるのか。そして、知っていただいた後に、どのようにして継続的な支援者を生み出していくことができるのか、どうしたら「寄付したい」と思え、「寄付してよかった」と感じていただけるのか。また、どうしたらこのような業務を行っているチャリティ・プラットフォームへの理解を促進し、存在に対する認知度があがるのか・・・日々検討、協議、挑戦を繰り返しています。

そしてもうひとつの大きな課題は、中間組織であるチャリティ・プラットフォームそのものへの寄付を増やしていくこと。

その解決のために、2010年春より、「募金箱プロジェクト」を発足する予定としています。この募金箱では、チャリナビ団体に対する継続的な支援を企業に呼びかけていきます。さまざまなNPOに対する継続的な寄付が生まれるだけでなく、同時に、全国に共通の募金箱を設置することでチャリティ・プラットフォームへの理解や認知度を高めていくことを目指しています。

●4.教訓!
寄付に関する中間支援団体は、寄付者の理解を得ることが難しい。特に個人の寄付者の皆様に、その存在の意義を理解していただき、支援を募るというハードルは、非常に高い!

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