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公益信託うつくしま基金を上手に活用する方法

公益信託うつくしま基金 募集のご案内チラシ

「公益信託うつくしま基金」は、2001年に開催されたうつくしま未来博の余剰金を活用して、2003年3月31日に設立した基金です。福島県民が、主に福島県内で活動する公益活動や地域づくり活動を支援するための基金です。
毎年ほぼ同じ時期に募集があります。また、NPO法人うつくしまNPOネットワーク(UNN)が、募集の説明会を開催し申請のサポートをしています。
4つのコースがあります。自分の団体にピッタリのコースを選ぶことができます。

■スタートアップ支援コース
 (上限30万円)(前期、後期の2回募集)
■100年後も・・・いきいき ふくしま うつくしま実践コース(上限50万円)
■発展事業支援コース
 (上限100万円。実績により上限500万円)
■自治体との協働コース
 (上限800万円)

すでに、第12回(平成26年度事業)を迎えています。今まで多くのNPO団体、ボランティア団体、市民活動団体、地域づくり活動団体、個人が利用しています。
第12回の後期の募集を春過ぎに、第13回(平成27年度事業)募集を10月ころ行います。

ビフォーアフター

ビフォー

●資金が足りない(資金があれば、こんな活動もできるんだけれど)
●申請書の書き方が分からない
●助成金事業の報告書、決算などは、面倒だな

アフター

●資金を確保でき、ミッション(使命)を形にすることができた
●計画的に、予算(資金)開発することの大切さが分かった
●申請書の書き方、助成金の使い方などを学ぶことができた

手順

1. 公益信託うつくしま基金の仕組みを理解する

公益信託うつくしま基金のホームページには、基金の概要、過去の採択事例など、たくさんの情報が掲載されています。前年度の募集要項や採択事例などを丁寧に読むことで、基金を理解することができます。
http://www.utsukushima-npo.jp/kikin/

2. 説明会に参加する

公益信託うつくしま基金のサポート組織であるNPO法人うつくしまNPOネットワーク(UNN)が、募集期間の初めの時期に、県内6か所で助成金募集説明会を開催します。
募集の概要、申請書の説明、申請書の書き方についてのアドバイスなどを行っています。参加することで、たくさんの情報を得ることができます。

3. 申請書を作成し、応募する

募集要項、申請書を公益信託うつくしま基金のホームページからダウンロードして入手してください。東邦銀行の各支店でも配布しています。
活動のテーマを決めて、応募するコースを決めてください。
申請書を下書きする段階で、サポート組織であるNPO法人うつくしまNPOネットワーク(UNN)へ相談することで、申請書のブラシアップすることを薦めます。

4. 書類審査を受ける

書類審査(一次審査)により、スタートアップ支援コースと100年後も…いきいき ふくしま うつくしま実践コースの助成先が決定されます。また、発展事業支援コースと自治体との協働コースは、公開審査会(二次審査)に進む団体・個人が決定されます。

5. 公開審査(プレゼン)に参加する

書類審査を通過した、発展事業支援コースと自治体との協働コースに応募した団体・個人は公開審査会に参加し、プレゼンテーションを行います。この公開審査会において助成先が決定されます。

写真:公開審査会の様子

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6. 助成金の受取

助成金は、指定の口座に4月中には振り込まれます。「前払い」です。スタートアップ支援コースの後期は、10月に振り込まれます。
また、スタートアップ支援コースとうつくしま実践コースの補助率は、100%です。

7. 助成事業の実施

申請書に記載された助成事業を、期間内に実施します。
事業の途中で、事業内容を変更する場合は、変更が発生しないように十分に練ってください。事業内容の変更が必要な場合には、NPO法人うつくしまNPOネットワーク(UNN)へ相談してください。

8. 実績報告書の提出

助成事業終了後、2か月以内に実績報告書を提出します。実績報告書は、公益信託うつくしま基金のホームページよりダウンロードします。この実績報告書の提出が遅れますと、次回の申請の時に「不利」になる場合があります。

9. 公開実績報告会に参加

発展事業支援コースと自治体との協働コースの助成を受けた団体・個人は、事業を実施した翌年に開催される公開実績報告会に参加し、事業の報告を行います。

コツ

(1) 事前の準備をする!
公益信託うつくしま基金は毎年募集があります。応募することを計画的に準備することが、一番の肝です。基金のホームページを読む、説明会に参加する、サポート組織のNPO法人うつくしまNPOネットワーク(UNN)に事前に相談するなど。計画的に、です。

(2) 申請書の書き方
できる限り手書きは避ける。◎簡潔で分かりやすい表現(センテンスを短くする。箇条書きを利用する。)◎やさしい言葉で表現すること+専門語(テクニカルターム)は最小限 ◎要点を押さえること(5W2H=How、How much(費用))◎固有名詞、年号(西暦)、数値、単位などは正確に

(3) PREP(プレップ)で、文章を組み立てる
◎要点(Point)⇒理由(Reason)⇒事例(Example)⇒結論(Point)

(4) 一段高度な表現方法
◎統計資料を引用する ◎図表、グラフなどを活用する ◎申請内容にかかわる専門家の意見や論文・著作から◎ポンチ絵を描く(事業の中身を一枚の絵にまとめる)◎実施体制、実施スケジュール(工程)を明確にすること

鈴木和隆(すずきかずたか)

NPO法人うつくしまNPOネットワーク事務局長
NPO活動の専門領域は、ソーシャルファイナンス。趣味は、鄙びた温泉と日本酒を少々、ドラえもん収集。モットーは、「とりあえず、やってみる。上手くいかないときは、別なことを試みる。」
活動の様子:
http://www.youtube.com/watch?v=3rAuMrtQNgU&feature=youtu.be

【連絡先】
〒963-8835 福島県郡山市小原田2-19-19
電話:024-953-6092 ファックス:024-953-6093
メールアドレス:uketsuke@utsukushima-npo.jp
ホームページ:http://www.utsukushima-npo.jp/

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本記事は、2014年03月27日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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