行政 : 宗像市、条例検討前に学習会
福岡県宗像市(原田慎太郎市長)は、12月16日、市と市民が協働してまちづくりを進めていくための「市民参画条例」を制定すると発表した。市は条例を検討する審議会設置に先立って、1月から2月にかけて全4回の「市民参画・協働を考える学習会」を開講する。
福岡県宗像市は、平成17年度の施行をめざして、市民参画条例の策定作業を進めている。
市は条例を制定するにあり、2月に同条例検討審議会を設置する。この審議会には、市が選定する有識者7人に加えて、公募による3人の市民がメンバーとして参加する。
また、市は審議会設置に先立って、1月から2月にかけて全4回で「市民参画・協働を考える学習会」を開講する。この講座では、行政とNPOなどとの協働について、関連する法制度なども解説する。
宗像市企画課の担当者は、
「条例制定に際しては、その内容だけでなく、審議の中間報告や試案に対するパブリックコメントの募集など、制定に至るプロセスについても、より多くの一般市民の意見が反映されればよいと考えた。そのために、条例検討委員会のメンバーの一部を公募することにした。
また、本当の意味での市民参画条例がうまれるためにも、学習会を通して行政と市民の協働に対する関心が高まることを期待している。このような学習会を開催する自治体はめずらしいと自負している。市と市民が力をあわせて市民参画条例を作り上げていきたい。」
と抱負を語った。