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メルマガバックナンバー

2009年05月31日 20:41

No.035 『NPOが提案する新しい経済スタイルとは』(2002/07/18配信)

バックナンバーの情報は配信当時の情報です。
現在では情報が変化している可能性があります。ご注意ください!

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シーズ=市民活動を支える制度をつくる会
■2002-07-18■
■No.035     NPOWEB Mail Magazine
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—事務局より—
 7月20日は土用の丑の日ですね。うなぎは、ビタミンA、B1、B2、タンパク質、脂質が
豊富ですから、この時期にうなぎをたべるのは、夏のスタミナ源に最適ですよね。私は
やっぱり蒲焼きが好き〜。(S)

 7月3日から15日まで、NPO支援税制改正に向けて、全国7ヶ所での緊急報告&説明会を
実施し、説明に行って来ました。大阪会場は、約90名の参加者が集まり熱気に満ちていま
したし、仙台は、台風6号がまさに到来せんとする中、気合いの入った約15名の参加者が
集まってくれました。札幌、東京、横浜、名古屋、福岡と、各地で、税制改正への参加者
の熱意を感じ、いっそう「がんばらねば」と心構えができたツアーとなりました。
 関係者の皆様には、感謝です。(M)

──事務局からのお知らせ────────────────────────────
◆NPO法人実態調査の返送締め切り日を延期します!
 7月17日締め切りだったNPO法人実態調査の返送締め切り日を8月2日(金)まで
延期します。まだまだ回答数が足りないのが現状です。政府・議会との交渉に不可欠の
調査です。ぜひご協力をお願いします。
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─◆INDEX◆───────────────────────────────
★シーズからのお知らせ!    「先行事例に学ぶ人を巻き込む活動戦略とは」
★メルマガ・コラム       『NPOが提案する新しい経済スタイルとは』(松原明)
★見逃せない!注目のニュース  6月中の認定申請は1件 ほか
★トクトクNPOサポート情報   ファイザー製薬株式会社 損保ジャパン環境財団 他
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★☆★☆シーズからのお知らせ!★☆★☆

NPO Event ◆…………………………………………………………………………………
     シーズ・NPOマネジメントセミナー 
     先行事例に学ぶ人を巻き込む活動戦略とは
……………………………………………………………………………………………………◆

日 時:7月23日(火)午後7:00〜9:00
場 所:中野サンプラザ 8階 研修室1 
    中野区中野4-1-1(中央線・総武線・東西線中野駅北口徒歩2分)
    JR中央線、総武線、東西線中野駅北口を出てすぐです。
解 説:松原 明・鮎川葉子(シーズ=市民活動を支える制度をつくる会)
定 員:80名(先着順)  ※予約は不要です。当日、直接会場へお越し下さい。
資料代:1,000円 (シーズ会員700円)
主 催:シーズ=市民活動を支える制度をつくる会

問い合わせは、
シーズ=市民活動を支える制度をつくる会
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-22 かつ田ビル3F
Tel: 03-5227-2008 Fax: 03-5227-2009
E-mail: npoweb@abelia.ocn.ne.jp
      
▽詳細はシーズホームページで!
http://www.npoweb.gr.jp/newsinfo.php3?newsid=690
お知らせコーナーにて紹介

= < ^0^ > ここで、ちょっと、NPOWEBの見所をご紹介します < ^0^ > = = = = =
7月3日に行われた「NPOの事業開発と資金開発」の様子を報告しました。
今すぐクリック→http://www.npoweb.gr.jp/0802/report56.html
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★☆★☆メルマガ・コラム★☆★☆

『NPOが提案する新しい経済スタイルとは』

▼NPO理解を阻む「常識」

 「NPOについては、どうしても釈然としない」
 こう言われることは相変わらず少なくない。
 「非営利でどうやって給料を払えるのだ」とも聞かれる。
 「非営利とは、たとえ利益を上げてもその利益を分配しないことで、NPOが有償サービ
ス(対価をとるサービス)を行ってもいいのだ。給料はコストであって、利益の分配ではな
い」とか説明しても心底は納得していない様子。
 「きちんと利用者から対価を受け取れて利益が出るようなサービスならば、企業でやれば
いいのでは」と疑問を呈する人もいる。
 いろいろと話していると、NPOが理解できない背景には次のような「常識」があることに
気がついた。
 それは、「サービスの利用者から対価を取れるようなサービスは企業のすること。対価を
取れないようなサービスは税金で行政のすること」という単純な二分法である。
 このような「常識」に支配されていると、確かにNPOは分かりにくい。
 NPOの多くが活動の対象としているのは、戦争や災害などで自国から逃れ出た難民であっ
たり、いじめにあっている子ども、山川や野鳥といった自然環境などである。このような対
象は、サービスに対してほとんどが対価を払えるものではない。
 「常識」の二分法にしたがうと、このようなサービスは行政が行うべき活動ということに
なる。
 それなのに、NPOは、行政から独立してそのようなサービスを提供するというから、「分
からない」となってしまう。「一体全体どうやってお金を稼げるのか?」というわけだ。
 このような「常識」を持っている人々は、今日台頭してきているダイナミックで現代的な
NPOのスタイルを知らない。そして、NPOとは、新しい経済スタイルの提案であるとは捉
えていないのである。

▼NPOの新しい活動スタイル

 確かに、従来、NPOにとって、サービスの利用者が受益者であった。
 いじめや虐待にあっている子どもの相談に乗っているNPOは、子どもやその家族がサービ
スの利用者であり、受益者であることになる。先の二分法的な「常識」からすれば、子ども
やその家族が料金を払えれば企業の事業で、それができないのなら行政が直接または委託・
補助などで行う事業ということになる。
 しかし、今日のNPOは新しい方法を提案している。
 たとえば、子どもの引きこもりや家庭内での虐待などの相談を行っている東京都内のNPO
は、相談対象としている子どもやその家族から料金を取るということはしていない。そこで
出てきたさまざまな家族内の問題に相談するノウハウを、その子どもたちの家族ではない大
人たちに対する家族問題の相談セミナーなどへと転化し、事業化していっている。そして、
そのセミナーの参加費などで活動資金を得ているのである。
 別のNPOは、海外で植林などの環境問題を扱っている。そのNPOは、企業が環境問題で
社会貢献活動をしたいときに、そのノウハウを生かしてコンサルタント活動をして資金を得
ている。
 アルコール依存症の予防活動をしているあるNPOの最大の収入源は、医師や病院に対して
アルコール依存症に関する啓発本を販売することである。NPO活動の受益者は、アルコール
依存症に陥りそうな人たちであるが、サービスの利用者は医師や病院なのである。
 実際、NPOが行っている「大人向けの家族問題相談セミナー」「社会貢献コンサルタント」
「医師・病院への本の販売」といった活動は、決して副業ではない。
 たとえば、アルコール依存症の予防を考えた場合、医師や病院がアルコール依存症に対し
て適切な知識を持つことがもっとも重要なこととなる。つまり、そのための本の販売は、
NPOの目的達成のための重要な手段であり、本来活動の一つの柱となっている。

▼第三のセクターである意味

 今日のNPOは、一つの目的の下、受益者や利用者などの対象ごとに、多様な事業をミック
スさせて、活動を展開するといったダイナミズムを持ち始めている。
 このような現場では、先の二分法による「常識」とは別の仕組みが生まれつつある。
 活動の受益者から対価を取れなくても、そのノウハウや活動を利用したい受益者とは別の
人々や組織があり、そこから資金を得ていくという仕組みだ。
 この資金の得方の実際の名目には、料金という場合もあれば、委託費という場合、寄附や
助成金という場合もある。利用される方法によりそれは多様なのである。
 このため、NPOは、目的とする受益者に対する活動の他に、そのノウハウを利用したい利
用者に向けたさまざまなサービスや事業を展開していくことになる。そのような事業は、ま
た、目的とする活動を強化し、その活動を推進するような側面を持っている。
 それは、副業ではないということをしっかり理解しておく必要がある。
 というのも、最近、行政がNPO支援ということで、NPOの目的としている活動そのもの
には補助ができない場合、行政の施設管理や調査事業などを、そのNPOに委託して副業を作
ってやり、金銭的な支援の代わりにするという方法によく出会うからである。このような場
合、NPOは副業で振り回されて本業が疎かになり、なんのために活動しているのかだんだん
分からなくなっていっているというケースも少なくないのである。
 今、NPOの世界には起こりつつあることは、大きな革新である。
 それは、NPOの事業の複合化・高度化とでもいうべき発展であり、同時にNPOのノウハ
ウを必要とする新しい「利用者」の広範な出現という社会環境の変化に基づくものでもある。
 この革新は、従来の、企業と行政の役割分担という「常識」に対して新しい経済のスタイ
ルを提案している。それは、「対価が払えない受益者に対してサービスを提供しつつ、別の
利用者から資金を得る」というスタイルである。
 NPOが、企業、行政と違う第三の独立したセクターであるという意味はここにあるのだ。
(松原明)

「ガバナンス 2002年3月号」より一部加筆修正して転載
※「ガバナンス」は、(株)ぎょうせいが発行している自治体職員・NPOワーカーなどを
対象とした月刊誌です。松原は、『Visions of NPO』というタイトルで月一連載をしていま
す。「ガバナンス」についてのお問い合わせは、(株)ぎょうせい 03-5349-6666まで

★☆★☆見逃せない!注目のニュース★☆★☆

NPO News ◆……………………………………………………………………………………
     6月中の認定申請は1件
……………………………………………………………………………………………………◆

 国税庁の調べで、NPO支援税制の対象となる「認定NPO法人」になるための申請は、
6月中は1件のみで、認定申請に関する相談も全国でわずか20件だったことが分かった。

▽詳細はシーズホームページで!
http://www.npoweb.gr.jp/
ニュースコーナー中、7月17日のNEWSにて紹介

NPO News ◆……………………………………………………………………………………
     千葉県、認証期間を3ヶ月へ
……………………………………………………………………………………………………◆

 千葉県は、7月15日、NPO法人の認証決定にかかる期間を、7月から原則3ヶ月以内を
目途に行うこととすると発表した。NPO法では、4ヶ月以内とされているものを短縮する
もの。施行条例も改正する方向で検討するとしている。

▽詳細はシーズホームページで!
http://www.npoweb.gr.jp/
ニュースコーナー中、7月15日のNEWSにて紹介

□■□■お知らせ□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
 シーズのホームページNPOWEBは現在、大幅リニューアル作業中のため、
一部機能を制限しております。ニュースや助成金といった主要な情報は通常通り
ご覧になることができます。皆さまには大変ご迷惑をお掛けしておりますが、
なにとぞご了承下さい。リニューアル後のNPOWEBにどうぞご期待下さい。
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★☆★☆トクトクNPOサポート情報★☆★☆

★7月10日、11日、12日、15日、17日更新の助成金情報です。

●特定非営利活動法人NPO推進北海道会議
 NPO活動支援越智喜代秋記念基金 (7月20日締切)
●社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会
 平成14年度ひまわり基金民間社会福祉団体等先駆的福祉活動推進事業 (7月23日締切)
●経済産業省
 平成14年度「地球環境国際研究推進事業」補助金交付先公募 (7月25日締切)
●経済産業省
 平成14年度「二酸化炭素固定化・有効利用技術実用化開発」補助金交付先公募 (7月25日締切)
●(財)伊藤忠記念財団 子ども文庫助成事業 (7月25日締切)
●経済産業省
 「平成14年度起業家教育促進事業」委託先公募 (7月29日締切)
●大阪府
 「農空間を活用した地域コミュニティとNPOとの連携活動」募集 (7月31日締切)
●(財)やまぐち県民活動きらめき財団 県民活動団体活動支援事業 (7月31日締切)
●環境省 地域協議会温暖化対策モデル事業 (7月31日締切)
●南東北中枢広域都市圏構想推進協議会 広域連携・交流促進支援事業 (7月31日締切)
●北海道労働金庫 北海道ろうきん社会貢献助成制度 (8月9日締切)
●札幌方面防犯団体連合会・北海道警察本部生活安全部
 防犯ボランティア団体(タウンガード)募集 (8月12日締切)
●(財)庭野平和財団 2002(平成14)年研究助成・活動助成(後期) (8月13日締切)
●(財)省エネルギーセンター
 平成14年度「省エネルギー地域活動支援事業」(第二次募集) (8月30日締切)
●(財)やまぐち県民活動きらめき財団 県民活動元気ネットワーク事業 (8月31日締切)
●(財)伊藤忠記念財団 子ども文庫功労賞 (8月31日締切)
●(財)イオン環境財団 2002年度第12回助成先公募 (8月31日締切)
●(財)広域関東圏産業活性化センター
 「グリーン電力基金」14年度助成先募集(太陽光発電) (9月2日締切)
●読売新聞社 第12回地球にやさしい作文・活動報告コンテスト (9月10日締切)
●(財)大和証券福祉財団 第9回(平成14年度)ボランティア活動助成 (9月15日締切)
●(財)大和証券福祉財団
 第9回(平成14年度)ボランティア活動等に関する調査研究助成 (9月15日締切)
●(財)河川環境管理財団 河川美化・緑化調査研究助成 (9月30日締切)
●(財)ひろしま・祈りの石国際教育交流財団 平成14年度助成募集 (9月30日締切)
●社会福祉法人山口県共同募金会
 平成14年度赤い羽根「新規ボランティア活動・社会貢献活動」助成 (9月30日締切)
●(財)愛恵福祉支援財団
 「豊かな高齢社会を創るために」第4回懸賞論文募集 (10月31日締切)

▽詳細はシーズホームページで!
http://www.npoweb.gr.jp/subsidy_list.php3
トップページの〆切間近の助成金情報とまだまだあります助成金等情報で紹介

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★シーズの活動は、C's会員の方々の会費と、皆様の寄付によって成り立っています。
お問い合わせは、シーズ事務局までお願いいたします。
   e-mail : npoweb@abelia.ocn.ne.jp
    TEL : 03-5227-2008
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