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地方自治法の改正によりNPOの認証を受ける手続に変更はあったのですか? 投稿者:長南 投稿日:2001/12/06(Thu) 16:15:00 No.691
 はじめまして。私はとある大学で政治学を学んでいる者ですが、二つほどご質問したいことがあります。
  1、地方自治法の改正により、機関委任事務が廃止され法定受託事務となりましたが、これによりNPOが認証を受ける手続に
    変更はあったのですか?
  2、NPO法の付則と付則決議では税制優遇措置について2001年11月末までに必要な措置を講じるとありましたが、
    どのような措置が講じられ、その措置によって今後、NPOの活動にどのような影響を与えると考えられるのか、
    また、NPO活動はどのような分野まで進出していくことになるのか将来のNPOの方向性についてお聞かせ下さい。

       以上についてお答えいただければ幸いです。
Re: 地方自治法の改正によりNPOの認証を受ける手続に変更はあったのですか? 投稿者:長南 投稿日:2001/12/07(Fri) 11:02:00 No.692
この質問をした長南ですが、1の質問の文章中で、「NPO法の付則と付則決議」とあるのは、
「NPO法の附則と付帯決議」の誤りです。すみませんでした。
Re: 地方自治法の改正によりNPOの認証を受ける手続に変更はあったのですか? 投稿者:シーズ・轟木 洋子 投稿日:2001/12/14(Fri) 14:06:00 No.693
長南さま、

ご投稿ありがとうございます。返事が遅くなりすみません。

さて、地方自治法の改正が、NPOの認証手続きに変更を与えたということはありません。

なお、附則と付帯決議によって講じられた措置というのが「NPO支援税制」です。
2001年の3月に「租税特別措置法施行令の一部を改正する政令」が公布され、これによって
NPO支援税制が成立し、2001年10月1日から施行されています。

この措置は、一定の要件を備えて国税庁長官の「認定」を受けた「認定NPO法人」に対し
て寄附をした個人や団体(企業など)の所得税から、一定分を控除(損金算入)できるとい
うものです。
つまり、課税所得から生命保険料を控除できるように、寄附者は「認定NPO法人」への寄
附の一定部分を課税所得から控除できるということです。これによって、認定NPO法人は
「寄附は税控除の対象となります」といって募金することが可能になるわけです。

しかし、この認定を受けるための「要件」が厳しすぎ、10月1日からはじまったこの措置で
「認定」を受けたNPO法人は、今日までの段階ではまだ2件だけです。現在は、この要件
の改善などを求めて、NPOやNPO議員連盟などが活動をしています。

詳しくは、シーズのホームページのニュースや、イベント報告をご覧ください。また、NP
O支援税制については、トップページから「支援税制基礎資料」をご参照ください。

NPOの活動がいかに多様化するかについては、私たちにも予想がつかない、というのが正
直な感想です。NPO法には、NPO法人の活動は同法に書かれた「12分野」に該当する
ものである、と書かれていることはご存知と思います。しかし、これはNPO法人の活動を
制限しているものではなく、団体の活動の趣旨を検討していけば、12のいずれかに該当す
るようになっているものです。

例えば、12分野には「動物愛護」とか「産業の育成」などという言葉は入っていませんが、
実際に動物愛護や産業育成の活動をしている団体も、例えば「まちづくり」や「社会教育の
推進」などの分野で法人格を取得しています。ただ、現在、より明確にするために「情報伝
達・普及を図る活動」「科学技術や学術の推進を図る活動」など、いくつかを追加してはど
うか、という議論は国会議員とNPOとの間でされているところです。

シーズ事務局・轟木 洋子

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