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記事No 10367
件名 Re: 定款内容と理事長の権限について
投稿日 : 2012/02/20(Mon) 16:35:59
投稿者 弁護士 浅野晋
参照先
みやたけ さん

NPO法人を含め、「法人」という制度は、人々の社会的活動をしやすくするための「道具」です。その「道具」の使い方によっては、有益にもなりますし有害にもなります。
 有益な道具となるのか有害な道具となるかは、道具自体の問題ではなく,それを使う側の問題です。
 包丁でおいしい料理を作るのか,人を刺してしまうのかは、包丁の問題ではなく,それを手にした人の問題というわけです。

 みやたけさんが指摘しておられるような事柄は、法人制度に伴う「病理現象」です。そのような病理現象の発生を阻止し、または発生した病理現象を治癒させるのは、当該団体の構成員(社員)にほかなりません。
 それが功を奏せず病理現象が悪化すると、ついには「自然淘汰」されるということになってしまいます。
 残念なことですが、社会の新陳代謝と考えるほかありません。

                      弁護士 浅野晋

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