記事No |
: 2363 |
件名 |
: Re: 収支計算書への記載について |
投稿日 |
: 2003/06/17(Tue) 16:01:00 |
投稿者 |
: 公認会計士・赤塚和俊 |
参照先 |
: |
ひよこさん
> さて、借入金があった場合や預り金がある場合、
> 収支計算書に「借入金収入」や「預り金収入」
> として、必ず記載しないといけないのでしょうか?
> 収支計算書には記載せず、貸借対照表の資産または
> 負債の部に記載すればそれでよいのでしょうか?
決まりはありません。収支計算書の繰越金にどこまで
含めるかという問題です。収支計算を現金(+預金)収
支のように考えると、「借入金収入」や「預り金収入」
も掲載すべきだということになります。
一方、繰越金を正味財産と考えると企業会計の損益計
算書と同じものになりますから掲載は不要です。
その中間的な考え方もあります。仮払金や預り金のよ
うな経過勘定は繰越金に含めるという考え方です。こ
の場合は「借入金収入」は計上するが「預り金収入」
は計上しないということになります。
どの考え方でも間違いではありませんが、一旦決めた
らむやみに変更しないことが大事です。それから、繰
越金(資金)の範囲に何を含めたか注記するのも親切
だと思います。
公認会計士・赤塚和俊