記事No |
: 2589 |
件名 |
: Re: 認証前に作成した販売物の引き継ぎ方法 |
投稿日 |
: 2003/08/22(Fri) 17:17:00 |
投稿者 |
: 公認会計士・赤塚和俊 |
参照先 |
: |
竹村直也さん
よくお考えになっていると思います。
> ①秋口の登記時に地図の残部を「財産目録」に掲載し、地図の会計と
> 法人の会計を一体化して処理していく
この場合は、地図を財産として引き継ぐと同時にメンバーから借入れた
制作費を負債として引き継がなければいけませんね。
> ②売上げがまとまった段階で現金をNPO法人に「寄付」する。それま
> では、地図の会計と法人の会計を分離する
私も、どちらかと言えばこの方がいいと思います。地図の販売は引き
続き任意団体で行うという考え方ですね。この場合の問題点は、経理が
煩雑になるということでしょうか。
制作費が払えた段階で残部はNPO法人に寄付するということにしない
と、いつまでも任意団体の経理が残ってしまいます。
> ただ、たとえば税金上問題がないかとか、そのあたりでは少し不安も
> 残ります。
任意団体の方は(出版業であれば)1回きり(継続性がない)と考えれば、
課税は避けられると思います。NPO法人は、今後の活動内容にもよりま
すが、寄付を受けた今回の出版物を販売するだけであれば、やはり継続性
がないということで課税の対象にはならないと思われます。
公認会計士・赤塚和俊