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記事No 2685
件名 Re: 「理事会主導型定款」例の評価と「理事長主導型定款」例?
投稿日 : 2003/09/28(Sun) 05:55:00
投稿者 横からすいません
参照先
>そう思われる団体がそうされることに関して、口をはさむつもりはありません。で
>すから、法律でそれを禁止しなかったことはそれでいいと思っています。少なくと
>も、法律や行政が決めることではありません。

ありがとうございます。
そういうお考えなのでしたか。理解しました。

考え方が違うのは、経験してきた運動の種類が違うのだと思います。
道路公団の例を見るように、私は赤塚さんの主張することを理解します。

 私のほうの考え方を述べさせていただくと、
 やはり、私は、財団法人や特殊法人や、行政から不透明な関係で委託金などが入っている公益法人(NPOを含む)と、完全独立の団体では、理事選出の考え方が違っていていいと思います。
 どんな団体も、年月とともに腐敗したり変節したりという可能性はありますが、その場合は、問題を感じている有志が別な団体を造ればいいとおもいます。
 任意団体と同じように自由に作れるNPO法人ですから、いろいろ違う考え方の団体がたくさん出てくるのはいいことだと思います。
 既存の価値観を変えるための運動がが世の中を変えるまでは、ものすごく時間がかかるものです。ある程度の実績も作らないといけません。
 その途中で当初の理念をわかっていない会員が過半数の総会で理事が変えられてしまうというのは、かなり問題を起こしています。のっとられるということはないまでも、総会対策に必要以上に説明資料作りや、総会を何回も行わなければならなくなるなど、本来の活動の時間がとれずに総会の会員対策ばかりが必要になったりなど、ほとほと困ってしまっている例を私は見てきました。
 立ち上げ時の理事も、成長するには時間がかかります。最初は説明能力も足りません。見守る時間が必要だと思います。
 また、法律や制度が変わるのは、住民の過半数が賛成したときではありません。世界中どこでも共通しますが、ある程度の合理性があるものは、運動体が、行政や議員などに働きかけて制度や法律が代わっていっています。私も含めて、国民は、制度に啓発されるのであって、運動体に啓発されるのではありません。
 たとえば、介護保険は、過半数の人が必要と考えていたのではなく、介護地獄を何とかしなくては・・という市民や行政や議員が作ったものですが、今では国民は介護はある程度は公的に保障されるものと考えるようになってきています。

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