記事No |
: 270 |
件名 |
: Re: 回答補充 |
投稿日 |
: 2001/03/14(Wed) 07:23:00 |
投稿者 |
: 公認会計士・赤塚和俊 |
参照先 |
: |
いわさん
> 例えば,コンサルティングは,相談事業(?)でしょうか?
> 収益事業の33業種に入っていないように見受けられますが,請負業で
> しょうか?
コンサルティングは契約形態によって判断することになるでしょう。何ら
かの成果物(たとえばレポート)を提供する契約は請負業になる可能性が
あります。
相談事業というのは税法の33業種にもNPO法の12分野にもありません。
通常は主たる業務に附随する業務と考えられますから、主たる業務によ
って判断することになります。
> NPO法人の執筆事業は,執筆業は出版業でないので法人税法上の
> 収益事業にならないので,非収益事業ですね。
> (出版者から,個人と同じように源泉徴収されますか?
> この源泉徴収されたお金は,文房具代とかトナー代とかの領収書で
> 戻ってくるのでしょうか?)
出版ではなく執筆という行為は普通は法人ではなく個人で引受けるもの
だと解釈されます。個人であれば事業所得か雑所得として課税されます
(もちろん必要経費は控除できます)。
法人で契約するとすれば執筆ではなく編集と考えられますが、もしそう
であれば請負業になると思います。法人で契約すれば源泉徴収されるこ
とはありません。
> やっぱり,本を入手しないとだめですね。
> (NPO申請時には,法人税法のことはあまり関係なさそうですし)
その通りです。
公認会計士・赤塚和俊