記事No |
: 3251 |
件名 |
: Re: 財産目録に書くもの |
投稿日 |
: 2004/03/04(Thu) 13:51:00 |
投稿者 |
: 公認会計士・赤塚和俊 |
参照先 |
: |
pepeさん
> 現在は任意団体ですが、NPO法人になろうと認証申請中です。
> 認証が出たら、法務局に財産目録を出すそうですが、それに何を入れれば良い
> のかをお尋ねします。
現在既に任意団体で活動しておられるのであれば、法務局へは資産・負債ともに
ゼロで提出される方がいいと思います。登記日現在の正確な財産を前もって予測
しておくのは不可能に近いからです。設立登記後に任意団体からNPO法人へ寄
付を受けるのです。
> 現金はそれほどないのですが、任意団体の時から2~3年使った高価な機材が
> いくつかあります。こうした現金でないものも財産目録に書くのでしょうか。
財産目録はゼロで提出するにしても、任意団体から寄付を受け入れる際の評価の
問題はあります。現金以外の機材等に関しても、時価で計上するのが原則です。
ただし、その団体の資産計上基準に満たないものは計上する必要はありません。
法人税法の基準を準用するとすれば20万円に満たないものは計上しないというこ
とになります。
時価の見積もり方ですが、中古市場があるものはそれを参考にしたり、業者に見
積もってもらったりするわけですが、お金を使ってまでそれをする必要はありま
せん。時価がわからなければ、取得時からの減価償却費を引いた金額(引継ぎ時
の簿価)で計上しても構いません。
こうして資産として計上した場合は、当然次の決算からは貸借対照表や財産目録
に載せることになります。
公認会計士・赤塚和俊
- - 財産目録に書くもの - pepe 2004-03-03 16:48:00 No.3250