記事No |
: 3253 |
件名 |
: Re: 財産目録に書くもの |
投稿日 |
: 2004/03/28(Sun) 10:45:00 |
投稿者 |
: 公認会計士・赤塚和俊 |
参照先 |
: |
てるりんさん
> 以前、税理士さんの指導で次の工程をしています。
> 財産目録に計上する前処理で、備品、消耗品の棚卸をして
> 時価を算出して、正味財産を算出しています。
そういうやり方もありますが、一般的には財産目録は貸借対照表の
内訳明細として作成するもので、仮に時価評価するとしても土地や
建物のようにその情報に重要性がある場合に行なうものです。重要
性がない場合は取得原価を基に減価償却後の簿価で計上します。
固定資産に計上しないようなもの(消耗品等として経費処理したも
の)は通常は財産目録にも計上しません。
> 今疑問になったのは、当社の場合、基準を100円以上にしてい
> る点です。赤塚先生によると、20万円以上となっています。
> (あくまでも基準だと思いますが)
そうです。一つの例でその団体で基準は決めるものです。
> 100円以上になると、より精度の高い財産になるとは理解して
> いますが、ハサミが3本とか、棚卸していると疑問になってきます。
> NPOとして理想はどうなんでしょうか?
おっしゃる通りと思います。前述のように通常は経費処理した消耗
品等は財産目録には計上しません。理想はどうかということに関し
ては、会員や寄付者等の知りたい情報が必要十分に表示されている
ことだと思います。もちろん、ハサミが何本あってその時価はいく
らかという情報が必要とはとても思えません。
公認会計士・赤塚和俊
- - 財産目録に書くもの - pepe 2004-03-03 16:48:00 No.3250