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記事No 411
件名 Re: 会計を分ける方法
投稿日 : 2001/06/11(Mon) 14:09:00
投稿者 公認会計士・赤塚和俊
参照先
西さん

一般会計と特別会計を分ける方法には大きく分けて二つの方法が
あります。一つは現金や預金も完全に区別して別の帳簿を作るや
り方です。もう一つは現金や預金は分けずに収入と支出だけその
関係がわかるような勘定科目を設けて帳簿上だけで管理する方法
です。

前者の完全に分けてしまうやり方は、大規模に収益事業を行って
いるような場合以外はあまりお勧めできません。何日か前の質問
にもあったように、現金や預金まで分けてしまうと会計間のお金
のやり取りが発生して経理処理が面倒になるからです。

通常は後者の方が簡便でいいと思うのですが、収支の勘定科目の
区別だけで処理するのであれば特別会計を設ける必然性があるの
だろうかという疑問があります。

複数の事業を行うような場合であれば特別会計を設けた方がわか
りやすいようなケースもあるかもしれませんが、西さんのケース
では、寄付金の受け入れに関するものを分離するということです
ので、あえて特別会計にしなくてもいいような気がします。

総会に報告するのは寄付金の種類とその金額くらいで十分なので
はないですか。私の回答が見当違いであればまた投稿して下さい。

               公認会計士・赤塚和俊

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