葛木さん、
ご投稿ありがとうございます。
お書きくださった内容だけでは、質問の主旨がよく分からないのですが、葛木さんの団体は、
ただ助けて欲しい人だけが集まっただけなのではなく、「助けて欲しい」と発信することに
よって、その困った人に対して、解決のための手段を提供する人や団体を探して紹介する、
という事業なのでしょうか?
団体というのが、任意団体(法人ではない団体)であれば、もちろん自由に作ることができ
ます。結社の自由は日本国憲法で保障されています。葛木さんが考えておられるような団体
を作ることも、自由です。任意団体はたくさん存在します。
よって、以下は、お尋ねが、「NPO法人」という、法人格を持った団体にしたいという場
合であると仮定してお答えします。
NPO法人は、NPO法に書かれた12の分野の「特定非営利活動」を行う団体で、「不特
定かつ多数のものの利益の増進に寄与」するものと定められています。
(12の分野については、次のアドレスでご確認いただけます。
http://www.npoweb.gr.jp/0101/010104/01010413.html )
葛木さんのおっしゃる「困っている」のが、どういうことで困っているのかよく分かりかね
ますが、世の中のたいていの「困ったこと」は12分野に含まれています。よっぽど理不尽
な「困ったこと」でなければ(例えばダイヤモンドの指輪がないのでパーティーで恥ずかし
いから困る、など)、この12分野はクリアするように思われます。
次に、「不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与」するものでなければなりませんから、
例えば「困った人」を葛木さんの周辺の数人のみに限定し、その他の「困った人」のために
は活動しない、ということであれば、法人としては認証されない可能性もあると思います。
実情がよく分からないので、あいまいな答えになりましたが、もう少し詳しい内容もお書き
くだされば、またお答えしたいと思います。
シーズ事務局・轟木 洋子