記事No |
: 73 |
件名 |
: Re: 一度事業所として立ち上げその後NPO法人にできるか |
投稿日 |
: 2000/03/14(Tue) 18:38:00 |
投稿者 |
: シーズ事務局(轟木) |
参照先 |
: |
田中さん、ご投稿ありがとうございます。
障害者の自立生活支援を目的としたNPOの立ち上げ準備とのことですね。
ところで現在、日本にいったいいくつのNPOがあるのか、その数は膨大ではっきりした数はわか
りませんが、そのなかで法人格を持っているのは、3月3日現在で1508団体です。その他は、
法人格を持たない任意団体です。もちろん、法人格を取得する団体はこれからもっと増えると思
います。
しかし、法人格を持たなくても、任意団体として職員を雇用し、労災や雇用保険、社会保険に加
入し、収益事業(法人税法上の33業種に係わる分)で上げた利益に対して税金を納めている
NPOも多く存在します。こうした任意団体は、法人ではありませんから、法人登記は必要ありま
せんし、また、できません。
田中さんが、法人格は後のこととして、とりあえず任意団体のままで「事業所として安定雇用」
を、と考えておられるのなら、雇用保険ならば職業安定所で、労災保険なら労働基準監督署で、
社会保険なら社会保険事務所で、それぞれ加入手続きをすることができます。
(これらの保険に入らずして事業を行っている団体もたくさんありますが・・)
もちろん、任意団体としてスタートさせ、このような手続きをした後でもNPO法人格を取ること
はできます。実際、こうして任意団体を経て、NPO法人化するところが圧倒的に多いと思いので
はないでしょうか。
では、またご質問があれば、お寄せください。
シーズ事務局 轟木 洋子