行政 : NPOがオーライ!ニッポン大賞GP
オーライ!ニッポン会議(代表・養老孟司東大名誉教授)は、都市と農山漁村の交流を進める取り組みを表彰する第4回「オーライ!ニッポン大賞」のグランプリ(内閣総理大臣賞)に、長崎県で活動するNPO法人「体験観光ネットワーク松浦党」が「松浦体験型旅行協議会」とともに選出され、3月14日の「オーライ!ニッポン全国大会」で表彰した。同賞のNPO法人のグランプリ受賞は初めて。
平成14年9月、政府は、都市と農山漁村の共生・対流を推進するため、関連する省庁の大臣から構成される「都市と農山漁村の共生・対流に関するプロジェクトチームを設置した。
同プロジェクトチームは、国民運動として都市と農山漁村の共生・対流を推進していくために、平成15年6月に、民間主体の「都市と農山漁村の共生・対流推進会議(通称:オーライ!ニッポン会議)」(代表・養老孟司東大名誉教授)を発足させた。
この「オーライ!ニッポン」とは、都市と農山漁村のオーライ(往来)の活発化により、日本が健全(all right)になることを表現したもの。
オーライ!ニッポン会議は、平成16年から「オーライ!ニッポン大賞」事業を始め、毎年、都市と農山漁村の交流を進める優れた取り組みを表彰している。
今年の「第4回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)」で、NPO法人「体験観光ネットワーク松浦党」と「松浦体験型旅行協議会」が選出され、3月14日に開催された「オーライ!ニッポン全国大会」で表彰された。同賞のNPO法人のグランプリ受賞は初めて。
NPO法人「体験観光ネットワーク松浦党」と「松浦体験型旅行協議会」は、長崎県北松浦半島地域で、連携して農業や漁業の体験活動プログラムを提供している。
地元のコーディネイト組織である「松浦体験型旅行協議会」と、受け入れ組織であるNPO法人「体験観光ネットワーク松浦党」がネットワークを形成し、1日に最大2000人の受け入れが可能な体制を整備し、修学旅行生を中心にした体験プログラムを行ってきた。平成18年度には、受け入れ人数が1万人を超え、地域に活力が生まれていることが評価された。
そのほかの受賞団体は下記。
■オーライ!ニッポン大賞
- 社団法人葛巻町畜産開発公社(岩手県葛巻町)
- 練馬区農業体験農園園主会(東京都練馬区)
- 株式会社ピッキオ(長野県軽井沢町)
- 曽爾村(奈良県曽爾村)
- 宇佐市(大分県宇佐市)
■審査委員会長賞
- NPO法人古瀬の自然と文化を守る会(茨城県つくばみらい市)
- NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター(長野県泰阜村)
- しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会(愛媛県今治市)
第4回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)の詳細は、農林水産省サイト内、下記を参照のこと。
http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070302press_2.html