行政 : NPO法人初の国立公園管理団体
3月11日、環境省は、NPO法人「浅間山麓国際自然学校」(群馬県)を、上信越高原国立公園浅間地域で自然保護に携わる公園管理団体に指定した。国立公園でのNPO法人の管理団体指定は初めて。
公園管理団体制度は、自然公園法第37条第1項の規定に基づき、公益法人又はNPO法人のうち、自然公園の管理に関する一定の能力を有する法人を、国立公園については環境大臣が、国定公園については都道府県知事が公園管理団体として指定し、自然の風景地の管理主体及び公園内の利用施設の維持管理主体等として位置づけるもの。
この制度は、市民等による自然の風景地の保護と適正な利用に係る自発的な活動を推進することを目指すもの。
具体的な公園管理団体の業務としては、自然の風景地の管理、歩道や園地などの公園の利用施設の点検・補修などの維持管理、公園内の自然情報の収集・提供などが想定されている。
環境省は、3月11日、NPO法人「浅間山麓国際自然学校」(群馬県)を、上信越高原国立公園浅間地域で自然保護に携わる公園管理団体に指定した。
同NPO法人は、上信越高原国立公園浅間地域において、自然体験プログラムの企画運営、自然環境調査保全事業及び自然環境に関する啓蒙活動等を行っている団体。
今回の公園管理団体の指定は、国立公園では4番目。NPO法人としては初の指定となった。
環境省は、NPO法人「浅間山麓国際自然学校」について「高山域に生息する希少動植物の保全事業等に対する実績があり、公園管理団体の指定を契機に一層の活動の推進が図られ、自然の風景地の保護に寄与することを期待する」としている。
NPO法人「浅間山麓国際自然学校」のホームページは、下記。
http://npo-asama.jp/